70回の節目を迎える「狂言ござる乃座」。野村萬斎が満を持して取り上げるのは、秘曲「釣狐(つりぎつね)」である。国立能楽堂での2回公演のうち、「白狐之習(びゃっこのならい)」の小書(こがき)による24日の舞台を見た。

 「白狐之習」の小書が付くと、シテは白い狐(きつね)面を着し、神秘さを漂わせる老狐…

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